iPhone下取りの謎

ソフトバンクモバイルが、iPhone 4s, iPhone 4を下取りすると発表しました。
個人的には、そんな中古を回収してどうなる?かが疑問です。

実は、アメリカのappleは"Reuse and Recycle"と称して、
中古のiPhoneを割と高額で引き取っているます。
http://store.apple.com/us/browse/reuse_and_recycle

(最大。ベストエフォート)価格を調べるとこんな感じ。
    米apple        ソフトバンク

4s 64GB  $345             12000JPY
4s 32GB  $300             12000JPY
4s 16GB  $255             12000JPY
4  32GB  $155              8000JPY
4  16GB  $140              8000JPY
4   8GB   $125              8000JPY

おそらくは、ソフトバンクモバイルは買い取ったものを上記"Reuse and Recycle"にまわすのでしょう。

さて、もう一つの疑問は...買い取ってどうするのか?
これはtwitterにも書きましたが、保守部品とするのだと思います。
もっと細かく言うと、iPhoneの修理用部品にまわしたり、代替iPhoneに作り替えるのです。
代替iPhoneとは、Apple Storeでまるごと交換したときに変えてもらえる黒い箱に入ったiPhoneです。
「え、他の人が使ったiPhone!キモい!」と反応されるかもしれませんが、
上記"Reuse and Recycle"で実際に使い回されるのは、ロジックボードだけと思います。
表裏のガラスも、バンパーの金属も、バッテリーも新品に交換されると思います。

最後の疑問...ロジックボードしか再利用できないのに、appleは最大$345も払って大丈夫か?という話。
これは大丈夫なのでしょう。
実は中古で買い取ったロジックボードにはある価値があります。
「前のユーザーが長期使っても壊れなかったという事実」です。
電子機器は、製造工程上非常に多くの不良品があり、ユーザーの手に渡ってから不良が発生するものも多く有ります。
だから、$345で買い取っても大丈夫なのです。優秀なロジックボードであることを、前のユーザーさんが証明してくれるのですから。

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