Tuesday, November 21, 2006

アフターダーク 読書感想文

今回はデジタルネタではございません.

村上春樹氏
(村上氏というと,ファンドの人や,龍氏なども想像されるので,敢えて)
の作品を初めて読みました.
友人のチェスさんから
「ちょっと昔の作品から読む事をお勧めする」
と言われていたのですが,なんとなく最近の作品になってしまいました

感想
(1)場面描写が多い
テレビ化,映画化することを想定しているような,
細かな場面描写が見られた.
特に,今登場人物が居る部屋や,登場人物の服と背格好

(2)「〜と思った」という表現がない
小説にありがちな,登場人物の心境を描いた文がない.
(「太郎は不思議に感じた」など)
これはちょっと珍しいかな,と思った.
(1)でどのような人物かが映像で浮かんでいるので,
登場人物の心境を伺うには,台詞に耳を傾けるしかない.
これによって読者が登場人物に実際に会っているような感覚を引き出せるのだろうか.

(3)現実的ではない会話内容
(2)の部分を補完する為に,登場人物の口からはとても出ないような,
小難しい会話が繰り返される.
しかしこれは,口語と文語の埋められないギャップかもしれない.
我々が普段口語として使っている言葉
(例えば「あ,ちょっと待って」)
を小説に書こうものなら,旧に稚拙な文に見えてしまう.

まだ1冊しか読んでないせいか,村上作品独特の世界観がよくわからない.
というのが感想です.

次は「海辺のカフカ」を読む予定です

3 comments:

チェス said...

(1)(2)に関しては僕も同じような感想を持ったよ。
なんだか映画みたいだなって。
視点がカメラになってるわけだよね。
率直に言うと読後感としてはちょっと物足りなかったけど、
カメラワークを意識して情景を映像化しながら読むのは楽しかったな。

SAHARA said...

>ちょっと物足りなかった
他の作品はもうちょっとボリュームがあるということですか?
それは...他のを読むのが楽しみです

チェス said...

>ちょっと物足りなかった
まあ、ボリュームというか、長さの問題かな。
もう少し話が続いていってもいいんじゃないかと思ったので。
続編が出るとしたらぜひ読んでみたいですね。