1Q84-村上春樹の感想(ネタバレナシ)
もう10年以上前の出版ではありますが、 村上春樹の1Q84を読み終わったので感想を(自分の為に)書こうと思います。 12/20にkindle版を買って、本日4/28に読み終わったので、 4ヶ月もかかりました。 ページ数が多いのと、僕が読むのが遅い方なので仕方ないですが... 1Q84の前にノルウェイの森も読みましたが、1ヶ月かかってます。 ちなみに主に通勤の電車で読んでます。 さてまあ感想ですが、この本は章で主人公が切り替わるため、 慣れるまでちょっと大変でした。 後半はその主人公切り替わりの良さが出てくるのですが。 登場人物は色々いますが、一番お気に入りはタマルですかね。 僕は裏表やグレーな部分がないキャラクターが好きなので。 コナンだったらジンが好きです。裏表なく完全にブラックなので。 タマルとアオマメの最後の会話はなんだか泣けました。 近代小説の多くがそうですが、 登場人物が現実的でない人ばかりで、 その辺は感情移入できないというか、距離を感じてしまいます。 これはでも仕方がなくて、平凡な登場人物だと平凡な話にしかできないわけで、 非実在の登場人物によって、変凡でない世の中に対する観点を浮き彫りにすることができるわけです。 まあつまり、これは仕方がないのです... ということで「やっと読み終わったぞ」という気分を表現したくて書いてみました。