迷えるSEの卵を導く5つの方法

昨日少し議題になったのが
どうやって新人SEに,システムの世界に興味をもってもらうか.ということです.
どうやってスキルをつけてもらうか,ではありません.
それ以前,スキルをつける上で基盤となるステップです.

日本語でSEというと非常に広義で,会社によっても意味合いが違います.
System Engineer--システムに関わる人.で,
システム関連全てを担うのが,日本のSEのようです.

その広義な仕事に,大量の人が就職するわけです.
しかも大学が文系だったり,「C言語を授業でやっただけ」
というタイプの人までも.

そういう状況だと,
まずはシステムに興味を持ってもらうことが割と重要であろうと.
好きになってくれれば,自分から知識取得に行くようになってくれるでしょうし,
少なくともシステム嫌いにならないように.
特に,最近の子は気持ちが折れやすく,
ライオンは自分の子を崖から~という発想は逆効果になってしまうのだそうです.


1. 好きな分野のシステムを調べてもらう
興味のある分野のシステムについて,調べてもらいます.
昨今では大抵のものには,コンピュータシステムが関わっている事が実感できるはず.
例えば,読書が好きなのであれば,本がどうやって出版されるのかを調べて,
その中でどういうコンピュータシステムが使われているのかを探してみる.などです.

2.ドラマ
最近はシステムがテーマになったドラマや映画が豊富です.
が,間違った解釈をしているものは避けなければいけません.
いい例は
・24:dell, hp, cisco等が本物のシステムをドラマに提供しているので,割と現実的.若干うっとおしいくらい.
・ブラッディマンデイ:コンソール画面がとにかくよく出てきます.(ファルコンが使うのはPython)
どうしてもサイバーテロものが多くなってしまいますが,
教育資料として会社が購入してあげるのもいいと思います.
費用対効果は十分と思います.

3.シニアSEと同行する
これは実際に行われていると思いますが,
先輩と行動を共にし,お客さんに会ったり,データセンタに行ったりすることで,
SEの仕事を実感してもらいます.

4.ガジェット好きになってもらう
日本は家電が豊富なので,電器屋をじっくり見る習慣をつけてもらいます.
1.で書いたように,コンピュータシステムが関わっていることや,
メーカーはどうやって利益を上げているのかに気付くことができるからです.

5.資格取得
資格は手段ですが,それを目的化してしまいます.
テスト好きな人にはおすすめです.


まあ,仕事を好きになるのは難しいことですよね.
人生の課題かもしれません.

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