[本]マイクロソフトでは出会えなかった天職

日頃ほとんど「縦書きの本」は読まないのですが、
この本は前からちょっと読みたいと思っていました。
表紙のデザインが鮮やかですしね。

こういう、いわゆるアントレプレナー気質の人が書いた本や、
社会起業家を主題にした本はあまり手には取りません。
というか、表紙タイトルさえも見ません。
大概内容が一方向に流れてしまっていて、
本屋の壱コーナーに置かれるだけだからです。
言い換えると、本を開かなくても内容に予想がつきます。

しかしこの本は...僕が大好きなマイクロソフトを辞めるって書いてあるんです。
これは気になる、と普通の消費者になってみました。

MBA→投資銀行→Microsoftという経緯で簡単にわかりますが、
作者のジョン・ウッド氏は非常にインテリジェンスです。
内容構成も考えて書いたのでしょう。
「本屋の壱コーナーに置かれる本」より内容が明解でした。
また、読者にbluffするような、大きいことを言わないのもよかったです。
(そういうことを書かれるとシラケますよね。)
自分が社会起業家になろうと思ったきっかけ、辛かったこと、嬉しかったことをバランスよく表現しています。
日本語でかいてあるせいか、若干日記のような感じに思えましたが。

こう歳をとってくると、社会貢献の大切さがわかってきます。
若い時は、企業や団体の社会貢献が一番だ思っていたのですが、
最近は自分が何らかの形で貢献することが重要だと思います。
社会貢献とかいうと、またしてもbluff気味ですが、
単純に他の誰かのために何かをすることでいいんじゃないでしょうか。
少し前からこのブログのサブタイトルにしましたが、
Do unto others as you would have others do unto you. The rest derives from that. Go and learn.

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