NEROで作成したbootableCDの中身を取り出す

凄くニッチな話ですみません。
知っている方は知っていると思いますが、
NeroというソフトでブータブルCD、つまり起動可能なCDを作成することができます。
主にDOSをCD起動したい時に使います。
Linuxですと、isolinuxがあるわけで。

そこでさらにニッチな話なのですが、Neroで作成したbootableCDは、
windowsのエクスプローラー(explorer)から中身を見えません。
では、手元にそのCDしか無かった場合、どうしたら中のファイルを見れるか..
というのが今夜のお話です。

(以下、""で囲んだ部分はコマンドです。打ってenter押して下さい)

0. 用意するのは空のUSBメモリ。
フォーマットして、中に適当にtext.txtなどとテキストファイルを作っておきます。
このUSBメモリにCDの内容を全てコピーします

1. 問題のCDと、USBメモリをPCに入れ、起動します

2. 当然、CDのDOSが起動します

3. USBメモリが何ドライブとして認識されているかを確認します

3.1. 起動したDOSのドライブがA:\と表示されている場合、
"B:"としてenter。
表示がB:\に切り替わらなかったら(ドライブ移動ができなかった) "C:\"で試します。

3.2. 起動したDOSのドライブがC:\と表示されている場合、
"D:"としてenter。
表示がD:\に切り替わらなかったら(ドライブ移動ができなかった) "E:\"で試します。

(以下、CDがCドライブ、USBメモリがDドライブと仮定して説明します)
(というか、以下はDOSのテクニックなので、もっと良い方法があるかもしれません)

4. Dドライブに移動できたら、dir を打って、text.txtがあるかを確認します

5. "C:\"でCドライブに戻り、
まず、普通のファイルをDドライブにコピーします。"copy *.* d:"
"dir"します。

5.1. C:\直下にディレクトリが一つもない場合
完了です。電源オフで終了

5.2. C:\直下にディレクトリがあり、且つxcopy.exeが或る場合
C:\直下にあるディレクトリ名をメモし、"D:"します
Dドライブで、先ほどメモしたディレクトリを全て作成します。
例えばtesttというディレクトリを作成する場合、"mkdir testt"です。
"C:"でCドライブに戻り、"xcopy testt d:\testt /s"とします。
全てのC:\直下にあるディレクトリに対して行います(testt の部分を入れ替えて...)。
完了です。電源オフで終了

5.3. C:\直下にディレクトリがあり、且つxcopy.exeがない場合
これはちょっと大変です。
まず、Cドライブと同じディレクトリ構造をDドライブに作成します。
5.2.でやったように、ディレクトリを移動しながら、
"dir"でディレクトリがあったらメモ、同じディレクトリをDドライブに作成...
の繰り返しです。
Cドライブの各ディレクトリに移動(cdコマンド)し、"copy *.* d:"します。
全てのディレクトリでやったら、完了です。電源オフで終了


ちなみに今日、5.2.のパターンにあたりました。

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